今日、
ハイブ長岡にて「正規雇用化促進セミナー」の講師を務めてきました。
主催は長岡市、共催はハローワーク長岡です。
昨年あたりから
大企業がパート・アルバイトや有期雇用の契約社員を
正社員化するというニュースを耳にすることが多くなりました。
ユニクロやオリエンタルランド(東京ディズニーリゾート)、
全日空やスターバックス、うどん・そばのチェーン店経営のグルメ杵屋など。
コストのかからない非正規社員を
正社員として雇用する傾向は
どうして起こっているのでしょうか?
ひとつは、人材の確保のため。
団塊世代の退職や景気回復、少子化の影響で
非正規雇用の募集の難易度は上がっています。
人手不足感が強まる中
優秀な人材を囲い込みたい考えでしょう。
特に
「人的サービス」が他社との差別化のポイントになる会社は
人材への投資・教育がかかせないため、
じっくり人材育成のできる正規雇用化にコスト増加以上のメリットを感じているようです。
二つ目は、
イメージ戦略のひとつであること。
「外食産業はブラック企業」というイメージができつつあります。
正規雇用化は
「ウチは、従業員に優しい会社です」というアピールになりますし、
「人的サービスの質が高いだろう」というイメージを抱かせますよね。
ただ、
大企業も、やみくもに正社員にしているわけではなく
勤務地限定や職務限定、短時間など新しい正社員の枠組みを
活用しているのです。
中小企業においても
人手不足・人材不足という問題にすでに直面している状況からすると
この波を無視してはいられません。
そこで、
キャリアアップ助成金などを活用しながら
人材基盤を強化しましょうというお話をさせていただきました。
皆さん、熱心に聴いてくださいました。
ありがとうございました。
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