まずは「桃太郎タイプ」の経営者の意識改革ですね。
中小企業の経営者(特に 1 代目)は、昼夜をいとわずモーレツに仕事をこなし、強烈な上昇志向を持って現在の地位を築いてきた「桃太郎タイプ」が多いと感じています。
そのような意識の人は、社員にも高い上昇志向や出世意欲を求めてしまう傾向があります。そのため、ワーク・ライフ・バランスなどという社員を非常に物足りなく感じてしまうかもしれません。
「きびダンゴをやるのに、なんで鬼が島に突進してくれないんだ?」という感じですね。
しかし、そのような社員は「やる気のない出来ない社員」ではなく、単に考え方が違うだけで、壁を次々に突き破る逞しさはなくても、仕事を確実にこなし会社の円滑な業務遂行に役立っているはずなのです。
鬼に向かって突進はしないけれど、確実に鬼が島まで送り届ける役割も認めるべきではないかということです。 |