人事考課を行うには一定のルールがあります。
これを知らずに独自の視点で部下を評価していてはエラーだらけで、説明においても根拠がお粗末となってしまいます。
そこで、最低限の「ルール」をご紹介しましょう。
1:人を見ず、行動を見る
人物ではなく、「行動となってあらわれた事実」を評価すべきものです。人から入ると好き嫌いが先にたち、相性で決まってしまいます。
例)だらしない印象の奴だから、規律性はマイナス評価だ。
2:職務に関する行動だけを見る
人事考課の範囲は限定されており、職務に関する行動と結果の事実分析に限ります。業務外やプライベートを評価してはいけません。
例)職場内でプライベートな飲み会を企画したから、協調性は○
3:うわさや憶測で評価をしない
無責任なうわさ話を真に受けたり、事実にない行動まで憶測して決めつけた評価をしてはいけません。また、潜在しているであろう能力ではなく、顕在化して発揮された能力だけを評価するものです。
例)離婚協議中という噂だから仕事に集中できないのだな。
例)○○大学院卒だから、△△に詳しいはずだ。
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