(7) 直前対策 |
あまりにもひどい模擬テストの結果であったが、落ち込んでいる暇は無い。 この原因は2つあると私は考えた。 ひとつ目は、記憶の詰めが甘いこと。 私はこの違いを模擬テストで誤解答するまで気づかず、 それ以降は、よく出る単語を深く噛み締めるように過去問題集をやり直した。 もうひとつ原因。 これらに対して全く準備できていなかったため、 そこで、私が使った「うかるぞ社労士」シリーズの巻末に載っていた「SRゼミ 改正法・白書講座」1,050円を取り寄せることにした。 |
(8) オリンピック2004 |
8月に入り、まさに「ラストスパート」となった。 今でもそうだが、私は切羽詰まると力を発揮するタイプ。 社労士のときは、それまでの数ヶ月も頑張って取り組んでいた。 同じ問題を4回も繰り返してやっていて、5回目でやっと「そうか!」と腑に落ちて、スキップしながらトイレ休憩に行ったのもこの頃。 改正法の講座も「ただこう変わった」ではなく、「どういう理由で改正に至ったのか」を知ることに喜びを感じた。 そんなわけで、それまでより更にグッと睡眠時間が減ったが、不思議とツライとは思わなかった。 社労士試験を受験する方に限らず、「もう時間がない、来年に」と資格試験を先延ばしにするのは非常にもったいない。 私はいつも、ファミレスの周りのお客の声など全く耳に入らず、ましてや店内にあるつけっぱなしの大型テレビ放送も存在さえ気づかないくらいだった。 しかし、ある夜の出来事。 その後、8月18日には北島が200mでも金メダルを獲得し、「努力は報われる」という確信のもと、本試験までの日々を過ごした。 |
(9) 社労士試験、当日 |
8月20日。とうとう本番の日がおとずれた。 「ここまでやって高速バスが事故ったり、遅れたりしたらどうする?」と家族から言われ、新幹線で行くことに決めた。 会場はCFP受験で通いなれた早稲田大学。 これまでの他の資格試験と同様に、試験当日に初めてピンク色のマーカーが登場する。 少し早めに会場入りすると、他の受験生の緊張した面持ちに私まで緊張した。 試験の前にトイレに行くと、洗面所で、長い髪の先をきれいにカールしたおしゃれな女性と一緒になった。 「社労士試験会場でファッションに気をつかえるとは・・・すごい!!」と妙に感心した。 開始時間が迫り、問題や解答用紙が配られ、試験官の説明が始まる。 午前中の選択式の試験は、かなりいい手ごたえを感じた。 午前中の出来が良かったと感じていたため、お昼はリラックスして、いつものように持参したおにぎりを食べた。 午後の試験が始まった。 年金法の関連は、私が唯一実務でもかかわった分野であり、得意科目のつもりだった。 「そうだ、トイレ休憩しよう」 社労士試験は選択式も択一式も足切りがある。 トイレから戻り、再び、難問の厚生年金保険法の問題に挑戦したが、やはりわからなかった。 すべての試験が終わり、一斉に試験会場から出る人の列になった。 「解答速報です。」 健康保険法の選択式の解答を見ると、その部分は全問正解だった。 何かから逃げるように帰り道を急いだ私だったが、新幹線の始発の東京駅に着くとようやく落ち着いた。 そしてホームに立つと、何とも言えない達成感に包まれた。 まだ日は高く、暑い夏の日。 ・・・・続きを楽しみにお待ちください。 |
NHKのど自慢出場 | 自己負担ゼロでAFP | 1科目1週間でCFP | ||||||||||||
|
|
|
妊娠中に消費生活アドバイザー | 妊娠中の受験について・・反省 | ||||||||
|
|
4ケ月で社労士ー前半 | 4ケ月で社労士ー中盤 | 4ケ月で社労士ー後半 | |||||||||
|
|
|