人気お笑いコンビ「ピース」の
又吉直樹さんによる初の純文学作品「火花」。
自分のテリトリーである「お笑い」をテーマに、
売れない若手芸人と同じく売れない先輩芸人との
微妙な師弟関係を描いています。
「さすが続書好き」と思わせる文章で、
「面白さの追求」の難しさ、深さを表現。
また、主人公と先輩とのやり取りは「漫才」のようで笑えます。
しかし、終盤のストーリー展開はどういうこと?
せっかく蜜のある文章を楽しんだのに、
こんな終わり方でなくでもいいのでは?残念すぎる。
と思ったのは私だけでしょうか?