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野心のすすめ

2013年08月01日 (木) 19:55
林真理子さんの「野心のすすめ」を読みました。

出世作の「ルンルンを買っておうちに帰ろう」は
バブルを思い出させます。
以前は、ご本人がよくテレビに出ていましたよね。

今では直木賞の選考委員を務める大御所。
時代小説などで文学賞を受賞していますが、
その手の本は読んでません。

私は、もっぱら美容院で、
林さんの雑誌のエッセイを
噴出しながら楽しんでいます。

さて、この本、
人気作家としての地位も名誉も、
年収も、結婚願望も、子供も・・・
欲しいものをすべて手に入れた林さんの初の人生論。

「このごろの若い人は、驚くほど野心が希薄になっている」、
「自分の将来を具体的に思い描く想像力が致命的に欠けている」
と林さんは言います。

例えば、
みんながユニクロを着て、
B級グルメを食べているから、
今以上のリッチやブランド物を欲しがったりしない。

とりあえずご飯が食べられているから、
「このままでいいのか?」と
夢や将来を自分に問うこともなく年を重ねてしまう。

「取り返しがつかない」という意味では、
やったのもやらないもの同じ。

やってしまった過去はちゃんと出血してかさぶたになり治るが、
やらないでしまった過去は内出血として残るとか。

「野心を持つこと」の大切さを軽快に説く一冊。
エッセイ風なので、女性は特に面白いでしょう。

 

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