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峠(上、中、下)

2015年09月08日 (火) 12:33
「峠」は、河井継之助を一躍有名にした司馬遼太郎の歴史小説。

当然ですが、継之助はヒーローとして描かれています。
まさに「ラストサムライ」。「男気」そのもの。

継之助の器に対して
長岡藩は小さすぎたとも書かれています。

ただ、女性の視点からすると、大の遊郭好きと表現される継之助には呆れもしますが、
小説である以上、史実と異なる部分も少なくないのでしょう。

例えば、湯沢にはなかった旅籠に泊ったり
創作と思われる福澤諭吉と親交の場面があったり
河井・岩村の小千谷談判の舞台となった慈眼寺の船岡住職いわく
「真言宗の慈眼寺が峠では禅寺と書かれている」そう。

ところで、「峠」は、上・中・下巻からなる長編。
長すぎて途中で挫折しそうになるかもしれません。(私はなりました・・・)

しかし、登場する地名が身近ですし、
転がるように北越戦争へ突入する劇的なストーリーは秀逸。

長岡・小千谷にゆかりのある人は「下巻」だけでも目を通されると
面白いと思います。
 

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