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川あかり

2014年06月02日 (月) 18:00
葉室麟さんの川あかりを読みました。

藩一番の臆病者と言われ
武芸にも才能が無い主人公、七十郎。

そんな彼が命じられたのは刺客となって家老を暗殺すること。
相手はすでに対岸まで来ているはず。
しかし、雨が続いて川止めとなり、しばらくは渡ってくることができない。
木賃宿で寝泊りしながら、川止めが解けるのを待つが、
怪しげな連中と相部屋となり油断ならない日々を過ごす。
さて、気弱な七十郎は、刺客の命を遂げられるのでしょうか?

うぶな七十郎が
出会う女性とのやりとりに
イチイチどぎまぎする様子も可笑しい。

誰と結ばれるのかな~と思いながら読みましたが、
私の予想とは違う女性でした。

この本は、
直木賞受賞の「蜩ノ記」に比べるとかなり軽めですが、
楽しく読めて読後も爽やか。
まさにエンターテイメント時代小説です。

 

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