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はとバスをV字回復させた社長の習慣

2014年02月01日 (土) 18:36
組織の意識改革が成功した例として
「はとバス」の名前がよく挙がりますよね。

「東京観光」でお馴染みの「はとバス」ですが、
著者の宮端清次氏が社長に就任した1998年当時は
4年連続の赤字で70億円の借入金を抱え倒産寸前でした。

そこから奇跡のV字回復を実現した道のりを綴っています。


「1年で出来ないものは、4年経っても出来ない」
宮端元社長は就任の挨拶で
「1年で黒字化出来なければ社長を辞職し、役員も総退陣」と宣言。
本当に1年で黒字を達成しました。
宣言のワケは、役員全員と危機を共有し
「死にもの狂い」の覚悟を社員に伝えるためでした。

つい、目標を先延ばしにしてしまう私には耳の痛い言葉です。


「自らがお客様にならなければ、お客さまの気持ちはわからない」
本当の意味で「お客様第一主義」を知るために、
身分を隠し、月に3回自腹ではとバスツアーに参加した宮端氏。
本社の冷暖房の効いた部屋ではいいアイディアが出ないとか。

社長の「本気」が伝わり、
社員からは160件の改善策が出て、
運転士たちは安全対策に「ヒヤリハット集」を作成。
成功事例だけでなく、失敗事例やリアルな苦い経験も書かれています。

やはり組織は「トップ次第」と言わざるを得ません。

重版されている本ですので
一度読んでみるのもいいと思います。



 

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