今年の目玉の助成金といえば、
ズバリ「若者チャレンジ奨励金」です!
35歳未満の非正規雇用の若者などに、
正社員雇用を前提に訓練を実施すると
1人1月当たり15万円の訓練奨励金を受給できます。
また、訓練終了後、
正社員として雇用した場合、1人当たり
1年経過後に50万円、
2年経過後に50万円、
合計100万円の正社員雇用奨励金を
受給できます。
ポイントをいくつか紹介します。
まず、訓練実施計画の届出ありき!です。
ハローワークに「何人訓練しますよ」と
とにかく先に届けておかなければなりません。
訓練の対象者は2つのタイプがあります。
1、既に雇用している非正規社員に対して行う場合。
2、新規に訓練受講者を雇う場合。
(ハローワーク経由でなくてもOK)
いずれにしても、ジョブカードセンターからキャリアコンサルタントを
お願いし、その方はジョブカードを活用したコンサルティングを
受ける必要があります。
2、の新規の方の場合、
いつ応募者が来るのか分からず(そもそも来るかどうかも?)
いつから訓練を始められるか予想できないのがネックですね。
訓練は、3カ月以上2年未満で、
実習(OJT)と座学(Off-JT)を
組み合わせたものでなくてはなりません。
奨励金の受給額から考えると、
訓練期間を長く設定して、
毎月1人15万円をもらい続けるほうがいいかなと思いがちですが、
訓練期間が終了しなければ、支給申請ができません。
また、訓練計画の8割を実施する前に、
受講者が退社してしまった場合、
受給できる助成金はゼロとなってしまいます。
欲張りすぎないこともポイントのひとつです。
手続きは煩雑ですが、
キチンと人材を育てる訓練を実施して、
正社員として雇用する会社を
国が訓練の段階から応援する・・・
とても有意義な助成金です。
私としても、
この助成金を活用したい会社さんを
全力で応援しようと取り組んでいます。