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40歳は絶頂期で転換期

2010年10月18日 (月) 22:31

昨日は大学の試験でした。
2科目受験したのですが、
単位が取れたかどうか・・・微妙です。

今回の試験勉強で、
ライフサイクル論について
「う~ん、そうかぁ」
という学びがありましたので紹介します。

心理学をかじったことのある方は
ユングという人の名前を聞いたことがあるでしょう。

ユングは、
人間のライフサイクルを太陽の運行になぞらえ
誕生(日の出)から死(日没)まで、
4つの段階で説明しています。

人生の前半(午前)では、
自分や自分の生が上昇し拡大していくのを感じる。
体が大きくなったり、力が強くなったり、
能力のアップに従い、世界も広くなっていく。

そんな「人生は獲得」とも思えるさなか、
人は予想もしなかった正午の絶頂に達してしまう。
この南中点こそ、
中年期の危機のはじまりで、
ユングによると40歳ごろという。

人生の午後は、午前と同じプログラムでは生きるわけにはいかない。
自分の生がもはや上昇や拡大ではなく、
縮小に向かっていることを悟らなければならない。

ここで、
人は自己と真剣に向き合い、見つめなおし、
「今まで生きてこなかった自分」を感じ
「何をして、何をしてこなかったのか」を考え
「このまま人生を終えていいのか」
根本的な問いかけを行うことになる。

中年期以降に
かつて生きてこなかった自分を取り戻すかのように、
多様な領域(美術や音楽、文学など)に情熱を傾ける様子は、
多くの人に見られる。

この再構築をすることで、
人生の午後には
すでに獲得した社会的達成を基盤にして
人生を拡大し、強化し、自己実現に向かっていく。

[参考・・・性格心理学への招待:サイエンス社]


アラフォーの私たち世代は、
まさにその絶頂期であり、過渡期にいます。

私がこの年になって大学への編入を決めたのも、
この時期ならではの傾向かもしれません。

これまでの自分と
これからの自分、
見つめなおすときが来ているようです。



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