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アルジャーノンに花束を

2015年06月09日 (火) 19:04
不朽の名作。20年位前に読んで衝撃を受けました。

最近、また話題になっていたので、文庫本を買って読み直すことに。
ドラマ化された映像はいずれも見ていません。
正直言って、見たくないというのが本音です。

主人公のチャーリイは32歳ですが、幼児並みの知能しかありません。

かねてから「他の人のようにかしこくなりたい」と願っていた彼は、
「大学の先生が手術で頭を良くしてくれる」という話に飛びつきます。

動物実験の白ネズミのアルジャーノンと競争しながら検査を重ね、
チャーリイの知能は著しく向上し、天才の域に。
しかし、今まで無縁だった孤独や悲しみ、
自分に対する蔑みや差別の事実、愛や憎しみを知ることになります。

この本は、「高い知能は幸せをもたらすか?」という問いを
繰り返し突きつけてきます。

チャーリイの純粋さや向学心に心打たれつつ、
一方で、求めればいくらでも学ぶことが出来る環境にありながら、
それを活かそうとしない自分の甘えを感じずにはいられません。


 

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