雇用対策助成金  

非正規労働者の雇い止めや解雇が社会問題になっていますが、我が社としてはこんな時にこそ優秀な人材を見つけ育て、社員として積極的に採用していきたいと思っています。その際に、国から受けられる助成金などがあればぜひ教えてください。
 
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相談者 このところ、確かに企業は厳しい状況に直面していることも事実ですが、人材不足の中小企業にとっては逆に優秀な人材確保のチャンスともいえますよね?
関 根
その通りです。
事実、これを好機ととらえ一部のサービス業やタクシー会社が積極的に雇用の受け入れを申し出るといった流れも出てきています。
右ならえで人員整理に向かうのではなく、前向きに取り組む企業にこそ未来に光があると信じたいものですね。

そんな企業を応援する緊急雇用対策として助成金の新設や助成対象の拡充が発表されていますので、それらを紹介します。
相談者

例えば、どんなものがあるんですか?

関 根

・まずは、
「内定取り消しの学生を採用すると100万円」というものがあります。

厚生労働省は内定を取り消された学生を正規雇用した中小企業に1人当たり100万円の助成金を支払うことで就職を後押しする対策を打ち出しています。
昨年までの売り手市場ではちょっと縁のなかったような優秀な学生を確保し、助成金も受給できるチャンスです

・次に、
「自社で働く派遣労働者を雇い入れたら100万円」。

派遣社員を正社員として雇用した中小企業に1人当たり最大100万円を支給することが決定しています。
派遣で来ている人の中には、目を見張るような優勝な人材もいたはずですよね。
働きぶりのわかる間違いがない即戦力を手にいれ、助成金も受給できるというわけです

相談者 へえ、けっこう時代の空気を読んだ助成金ができているのですね。
新卒や派遣ではなく、普通に中途採用した場合の助成金もありますか?
関 根

はい、「トライアル雇用奨励金」というのもがあります。

この助成金は、ハローワークが紹介する労働者を試験的に雇用してもらい、常用雇用するきっかけ作りを図る目的で作られました。
助成金を受けながらじっくり人材を見極めることができます。

この度、対象者の範囲が下記のように拡大され、ほとんどの年齢が対象となりました。

45 歳以上 65 歳未満 →  45 歳以上で上限なし

35 歳未満        →  40 歳未満まで引上げ 

こちらを利用して試しに雇用すると、月額4万円を最大3ヵ月間助成してもらえます。

相談者 試しに雇ってみたけど、ダメだったということもありますよね?
関 根 もちろん、そういうこともありますよね。
大丈夫です、常用雇用の義務はありません。
ただ、「この人なら」ということで、正式に採用となった場合、年齢によってはさらにご褒美のような助成金が受けられるのですよ。
相談者 ご褒美のような助成金って?
関 根

若年者雇用促進特別奨励金というもので、トライアル雇用期間の終了後に、常用雇用へ移行して継続雇用する事業主に助成されます。

例えば、中小企業が35歳の方をトライアル雇用して、その後正式に雇った場合、45万円の奨励金を受給できます。

相談者

これは利用価値がありますね。
採用に費用のかけられない中小企業としては嬉しい制度です。
助成金を受けながら 3 ヵ月かけてじっくり適性や能力を判断できるというのはありがたい。
更にいい人を見つけたらまた助成金がいただけるわけですからね。

関 根

この他にも、特に若年層に向けた奨励金の範囲が拡大されたり、
人手不足が慢性化している介護関係の事業者への助成金や、障害者の雇用促進のための助成金も新設・拡充が発表されています。
こんな時代ですから、是非うまく利用してほしいと思います。

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