女性の活用  

先代の父は「女性は結婚したら辞めてしまう」という理由で女性の採用を控えていました。
もうそんな時代ではないですよね?
働く女性をうまく支援していく方法があれば教えてください。
 
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相談者

最近は、業種を問わず働く女性が増えてきましたし、活躍も目立ちますよね?

関 根

その通りですね。

松下電器産業が「女性かがやき本部」を設置して購買決定権を持つ女性の心をガッチリつかんで、数々のヒット家電を生みだしたことは有名な話です。また、パート主婦が実力を認められ社長や役員に就任している例が見られています。実は、中小企業にもきらりと光る原石が埋もれているのではないでしょうか ?

相談者

かつては、結婚や出産などで、すぐに会社を辞めてしまうということもあったと思いますが、もう最近はだいぶ変わって来ていますよね?

関 根

厚生労働省の調査では、女性の平均勤続年数は年々長くなっており平均で 9 年(男性は 13.5 年)となっており、男女差は年々縮小しています。

      女性の教育水準も上がっていて、もはや採用段階での男女差はないといえます。「この仕事は、男」などという固定観念を持たず、積極的な女性の活用を考えるべきではないでしょうか。
相談者

確かに。特に営業成績など、与えられた数字への責任感などは女性の方が強いように感じています。

    
関 根

そうかもしれませんね。

さて、長期的に仕事を続けたいと希望する女性は、採用時に賃金より、仕事と家庭生活を両立できる企業風土(ワークライフバランス)を気にするという傾向があります。

ですから、「育児休暇が取りやすい」だとか、子供が小さいうちは「柔軟な勤務体制や短時間勤務が可能である」などの支援体制が大事になってくるわけです。
相談者

でも、あまり人的に余裕のない中小企業にとっては、そうしたくても出来ないケースもあると思いますが、何かいい方法はないですか?

関 根

そういう企業さんは、国の助成金制度を積極的に利用するべきだと思いますよ。

例えば、「中小企業子育て支援助成金」は、初めて育児休業を取得する人や短時間勤務を利用する人が出た場合、条件によって 100 万円や 60 万円などの助成金を支給するというものです。二人目の対象者まで受給できます。

また、「育児・介護雇用安定等助成金」では、育児休業を取得する人の代替要員を確保した企業に、条件により最高 50 万円を支給しています。

結婚で辞める女性は少なくなりましたが、出産や育児で辞める例はまだ多く見られます。

せっかく蓄積された優秀な人材が失われるのは、企業にとっても大きな損失です。国の協力も得ながら、支援制度を定着させていきましょう。

 

相談者

なるほど。国も応援してくれているのですね。

弊社でも、女性がますます活躍できるように制度整備していこうと思います。

どうぞご協力願います。
関 根

もちろんです。

もうひとつヒントを。

女性活用に必要なのは「リーダーシップと男性社員の教育だ」といった人がいます。

私が勤務先で初めての育児休業取得者となった当時の風当たりは強く、同期の男性社員に「俺も子供産んで休みたい」と言われたくやしさは今も忘れられません。

さすがに今はそんなことはないと思いますが、女性がかかせない労働力となる今後、経営者や組織に意識改革が求められていることは間違いないですね。

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