FP社労士せきねのブログ blog page

上杉鷹山 胸の中の火種

2011年04月29日 (金) 20:27
こんなすごい人いたんだ!シリーズです。

上杉鷹山(うえすぎようざん1751~1822)は、
徳川中期の出羽米沢の藩主。
当時、破産寸前の藩財政の立て直しを図り、
卓越したリーダーシップで
米沢の地場産業振興の基礎を築きました。

故ジョン・F・ケネディ大統領が
「尊敬している日本人」としてあげたことでも有名です。

焚火のあとの冷え切った灰を見て、
「この国はこの灰と同じだ。何も育たない」と、
鷹山は米沢藩の窮乏を嘆いた。
しかし、その灰をキセルでかき回すと、
中には炭火の残りがあり、まだ火は消えていなかった。

これを見た鷹山は言った。
「一人一人が胸の中の炭の火種を、
火がついていない者に移してくれ。
その火種をまた別の者に移せ。私も率先して火種になる。
火種運動を起こそう。
そうすれば、今は灰のような米沢の国もきっと燃え上がる」

この言葉は、家来の胸を打ち、
「そうだ!やろう!」とたちまち火種が燃え上がった。

米沢城の各人から、
城外にも飛び火し、城下町の町人に、農村に・・・・
「財政再建は、城の役人のためじゃなく、我々自身のためなんだ」
という自覚を呼び起こし、
地場産業の振興につながっていく。

米沢織、紅花、漆器、鯉、おタカぽっぽなどの名産品は、
すべて鷹山時代に開発された。

鷹山の話を聞いただけで、
私の胸の火種も刺激されてしまいます。

のちに
「なせば成る 為さねば成らぬ何事も 
成らぬは人の為さぬなりけり」という名言も残しています。




トラックバック

トラックバックURI:

コメント

名前: 

ホームページ:

コメント:

画像認証:


Blog Calendar

Blog Category