今日は、ゆうちょ銀行長岡支店の
年金相談会に行ってきました。
朝10時から40分ごとに
びっしり相談が入っており、時間が延長になるほどでした。
相談者の人数が集まらず、
時間をもてあます郵便局さんもあるので、
今日のような盛況な相談会はやりがいがあります。
今日の相談者の中で
全く同じ誤解をしている女性が2人いました。
60歳から受給できる
特別支給の老齢厚生年金を
「早くもらうと少なくなるから、65歳まで請求しない」
とおっしゃいます。
この誤解、非常に多いのです。
特別支給の老齢厚生年金は
お勤めの経験のある方が
60歳から当然もらえるモノであり、(生年月日により60~64歳)
早くもらったことで減額になるものではありません。
それどころか、
5年以上経ってから請求すると時効でもらえない部分が
発生するかもしれませんし、
20年以上厚生年金に加入した奥さんが
65歳で初めて年金請求したところ、
旦那さんの配偶者加給年金を返還する事態になった例もあります。
特別支給の老齢厚生年金の請求を遅くしても、
利息もつきませんし、良い事はないのです。
65歳から受給する老齢基礎年金は、
繰り上げてもらうと一生減額になるため混同してしまうのですね。
誤解の解けた女性は、
本当に嬉しそうで、
何度も「来てよかった」を繰り返していました。
自分とは違う他人の年金の話で
モヤモヤしているより、
「自分の場合」をキチンと知ることですね。