FP社労士せきねのブログ blog page

戦略的な考え方

2011年01月11日 (火) 09:13

8日~10日、
「経営戦略」について学びに東京へ行ってきました。


顧問先や関与先へのアドバイスに役立つと思い、
受講を決めましたが、
まずは、自分の
「FP・社労士事務所」の戦略から始めなければ・・・
と強く感じました。

特に、「ドメイン」の重要性を再認識!!

わかりやすく説明すると・・・

人でも動物でも植物でも、
それぞれの生きる領域があります。

「生きる領域」を考えず、
水や栄養のないところを
さまよっていたら野垂れ死にしてしまいます。

ビジネスの世界における「生きる領域」が「ドメイン」。
経営戦略の第1歩です。

「ドメイン」を明確にせず、
「儲かりそうだから」とか
「流行ってるからなんとなく」という理由で
事業展開してもうまくいきません。

「ドメイン」の構成としては、
大きく分けると次の3つ。

1、対象市場
 ターゲットとする顧客は誰なのか?ということ。
競争の激しい現在、標的を絞る必要があります。
それも具体的に。

「だれかが気に入ってくれるだろう」ではなく、
「〇〇な△△を求める30代の女性」という風に明確に。

ウチの事務所なら
「顧客、地域、組織のために努力し続けるプラス思考の中小企業」
という感じでしょうか。

2、顧客機能
 お客様に何を提供できるのか?ということ。

 「モノ」や「サービス」そのものでないケースもあります。
むしろ、「コト」に重点をおく方がいいと思います。

例えば、居酒屋さんなら「お酒やおつまみ」ではなく、
「今日の疲れを癒すおもてなしの心と明日への活力充電の場」と定義すれば、
従業員の接客態度は自ずと決まってきます。

(株)新潟味のれん本舗の平石社長と初めてお話したとき、
「ウチは煎餅だけ売ってるんじゃありません。
新潟の心を売っています」とおっしゃっていました。
とても感銘を受けた記憶がありますが、まさにこれですね。

3、経営資源
 独自の技術やサービスは何か?得意・有利なのは何かということ。

 経営資源は、「組織資源」「人的資源」「設備資源」「情報・ノウハウ資源」
「プロモーション体制」「コニュニケーション体制」などがあります。

これを考えることによって、「強みをもっと生かそう」という戦略と、
「足りない資源をどのように補うか」という検討もできるでしょう。

旅館なら
「四季折々の自然を満喫できる立地」
「広く開放的な露天風呂」
「地場の野菜や山菜などの新鮮な食材」
「社長の幅広い人脈・ネットワーク」
「女将を中心としたホスピタリティあふれる接客技能」
「高度な調理技術を持った板前」
「外国語に長けたフロント係」・・・などが考えられますね。


資金や設備に限りのある中小企業にとって、
「ドメイン」は非常に重要です。

長くなってしまいました・・・・。
実りある学びに興奮気味かも。









 


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