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年金支給減額

2010年12月22日 (水) 05:23

政府は2011年度の公的年金支給額の引き下げを決めました。
引き下げは5年ぶりです。

今年の物価下落を受けて
法律通りに減額することになったようです。

私が就職したバブルの頃、
『民間生保の個人年金保険はインフレに対応できない。
しかし、公的年金は物価に連動し増額となるので有利』
と言われた記憶があります。
デフレで減額となることなど当時は全く考えていなかった…

そもそも、どういう決まりで
年金支給額は増えたり減ったりするのでしょうか?

現在、
日本では『マクロ経済スライド』を
年金額調整に採用しています。

以前は、
『物価スライド』や『賃金スライド』という仕組み
で運用されていました。

しかし、日本の公的年金額を決めるのに、
物価だけでなく少子化による被保険者の減少
(年金を納める人が少なくなる)や
高齢化による平均余命の延び
(年金をもらう人が長生きする)も
考える必要が出てきたのです。

これが『マクロ経済スライド』です。

しかし、『マクロ経済スライド』は
物価や賃金が上昇する場合のみ適用されるので、
今回はまさに『次世代にツケを回さないため』の減額です。

また、どこかの『へそくり』を見つけてきて、
国庫負担1/2を維持するようですね。

家族のお小遣いを減らし、
へそくりを遣いながら
必死で赤字の家計をやりくりしている主婦のように見えるのは、
私だけでしょうか?


 


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