FP社労士せきねのブログ blog page

相談を受ける者の心得

2009年09月03日 (木) 22:29
普段、夕方から出かけることは
ほとんど無いのですが、
今日は18:00からろうきん主催のセミナーを受講しました。

セミナーのテーマは多重債務問題。
講師は静岡労働金庫で長年「多重債務問題」に正面からかかわり、
「ろうきんにおける地上の星」的存在といわれる
勝又長生(かつまたながみ)さんです。

参加のご案内の資料を見たときから、
お話を聞くのがすごく楽しみで、
超手抜きの夕飯を作ったあと、
「後はヨロシク!」とおばあちゃんに子供たちを任せ出かけました。

講義内容としては、
多重債務問題の具体的な解決法や
成功事例などお話が具体的で理解が深まったのですが、
最後の話が特に印象に残りました。

皆さん、
いわゆるサラ金などからお金を借りて多重債務に陥る人のことをどう思いますか?

私は正直言って心のどこかで、
「お金にだらしない人」
「自己管理できない人」
と思ってしまっていました。

長見さんは、
回りも駄目な人と思うし、本人も恥ずかしいと思う・・
そんな風だから多重債務問題も悪質商法被害も進展しないとおっしゃいました。

そもそも2006年12月貸金業規正法改正まで、
数十年もの長い間、高金利でお金を稼ぐことが法律でヨシとされてきたのがいけない。
幼い頃から武〇士やプロ〇スのCMを繰り返し見て育った世代は、そこからお金を借りることに抵抗がなくて当たり前。
銀行のカードローンやキャッシングも非常に身近で、
「30%近い高金利だぞ!」と誰も警告してくれなかった。
これだけ自己破産や多重債務で自殺が増えるまで野放しにした社会の責任は大きい。

また、悪質業者や詐欺師はプロだから、素人がかなうワケない。
それなのに、高い布団を買った高齢者に対して、
家族は「バカ!」と責める。だから次からは隠そうとする。

まずは相談しやすい環境づくりが大切・・・だそうです。

本当にその通りですね


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