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新型インフルエンザ対策

2009年08月27日 (木) 22:02

昨日、今日と顧問先企業から新型インフルエンザ対策についての問い合わせがきました。

毎日、感染者や死亡者のニュースが流れていますから、
不安になりますよね。

「感染が拡大する中、会社としてどのように対応すればいいか?」
という質問でしたが、

以前から
社内にアルコール消毒用のウェットティッシュやマスク、うがい薬など配置するなどして「目に見える対策」をおススメしてきましたが、
もう一度、うがい・手洗いを徹底し、
社員の皆さんに朝の検温をしていただくように指導しました。

とにかく、大流行となる前に、
それを想定した社内準備が重要です。

まずは、発生時でも中核となる事業を限られた人員で継続できるように検討しておくべきでしょう。
そのためには、特定の担当者に依存しない体制づくりや、
自社だけでなく関連会社や取引先との連携や地域での協力も協議しておくことが望ましいでしょう。

 
 次に、人的資源管理の準備です。
流行のさなかに迅速に対応するためは、
欠勤社員が今、感染者なのか?
看護者?なのか、あるいは通勤手段がなくて欠勤なのか?
を常に把握していなければなりません。
そのため、前もってそれらが一目でわかる一覧表の作成をお勧めしています。
また、非常事態にそなえ、全社員に情報を通達できる連絡網を作成しておくといいでしょう。
できれば電話番号だけでなく
一斉発信でき、受診に人手の割かれない
FAXやメールの通信準備があれば役立つと思います。
 
更に、大流行時には正確な情報が伝わりにくく、誤報や不安から
トラブルが生じやすくなります。
そのため、会社として、流行状況をリアルタイムでとれる手段を確保しておく必要があります。

厚生労働省や国立感染症研究所などのホームページや市区町村の保健所などの情報をチェックして、新型インフルエンザに関する正しい情報や会社の対応状況など、定期的に情報発信できるよう整備しておくとよいでしょう。
 
また、人手不足の中、社内外からの問い合わせが殺到しパニックとならないよう、前もって対応窓口も決めておきましょう。
 
 そのほか、ピーク時に感染していない社員のリスクを減らすためにも感染防護用品や食料品の買い置きも必要です。
会社はこれらを備蓄し定期的な確認と補充が望ましいといえます。
海外出張者や駐在者がいる企業は、さらにその社員のための対策・行動計画も必要となります。 

ざっと紹介しましたが、
ワクチンの供給が充分でないという報道ですから、
私たちに今、出来ることは
「うつらないこと」と「うつさないこと」
まずは、家庭内のうがい・手洗い、咳エチケットから徹底しましょう。
 


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