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知って安心 高額療養費について

2014年09月18日 (木) 17:30
私たちの医療費の自己負担は3割です。
(70歳以上の方は1割か2割、現役並み所得者3割)

では、どんなに多くの医療費がかかった場合でも、
その3割を負担しなければならないのでしょうか?
…そんなことはありませんよね。

 「高額療養費」という制度により、
歴月(月の初めから終わりまで)で、
一定額を超えた場合は、払い戻される仕組みです。

例えば、ある月まるまる入院して、
その月に100万円の医療費がかかり、
窓口負担が3割の30万円となった場合・・・
計算式により、実際の自己負担額は87,430円となります。

この他には、入院中の食事や生活療養費の
自己負担分や病衣、オムツ等の費用が必要。

高額療養費と合わせると、
月11~14万円の支払いといったところでしょう。

ただし、個室を希望した場合の差額ベッド代、
保険適用外の抗がん剤、先進医療については、
高額療養費の計算外となり、全額自己負担となります。

以前は、一旦3割の自己負担を窓口で支払い、
申請して還付を受けるまで2~3か月のタイムラグがありました。

現在は、事前に「限度額適用認定証」の申請交付を受けて、
病院で提示すれば、
窓口で高額療養費制度の限度額までの支払いで済みます。

面倒がないので、入院などの前には準備しておきましょう。

ちなみに、
70歳以上(一般の所得)の方は
「限度額適用認定証」の申請は不要です。
「高齢受給者証」をお持ちですので、
それを提示すれば病院で手続きしてくれます。

 

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