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色彩を持たない多崎つくる・・・

2013年05月09日 (木) 18:09
毎度、ニュースになる村上春樹さんの新刊。
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

私にとって「ノルウェイの森」以来の
村上作品だったので、
どんなに難解でアンニュイな世界が
繰り広げられているかと思いきや、
意外に読みやすく設定も面白い。

多崎つくるは、20歳のとき、
親友たちから突然、自分だけ絶交を
言い渡された。
それも、理由も分からないまま。

深い心の傷を抱えながら30代半ばとなり、
出会った女性をきっかけに、
当時の親友を一人ずつ訪ねる旅に出る。

推理小説やサスペンスが好きな方は
「結局、真相はどうなの?」
「会話がまわりくどい!」
などとツッコミたくなると思います。

しかし、この本を楽しむには、
枝葉にこだわらず
村上ワールドの雰囲気にとことん浸るのが得策です。


 

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