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06-09 (Tue) 19:04
アルジャーノンに花束を
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不朽の名作。20年位前に読んで衝撃を受けました。
最近、また話題になっていたので、文庫本を買って読み直すことに。
ドラマ化された映像はいずれも見ていません。
正直言って、見たくないというのが本音です。
主人公のチャーリイは32歳ですが、幼児並みの知能しかありません。
かねてから「他の人のようにかしこくなりたい」と願っていた彼は、
「大学の先生が手術で頭を良くしてくれる」という話に飛びつきます。
動物実験の白ネズミのアルジャーノンと競争しながら検査を重ね、
チャーリイの知能は著しく向上し、天才の域に。
しかし、今まで無縁だった孤独や悲しみ、
自分に対する蔑みや差別の事実、愛や憎しみを知ることになります。
この本は、「高い知能は幸せをもたらすか?」という問いを
繰り返し突きつけてきます。
チャーリイの純粋さや向学心に心打たれつつ、
一方で、求めればいくらでも学ぶことが出来る環境にありながら、
それを活かそうとしない自分の甘えを感じずにはいられません。
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