社会保険労務士法人せきね事務所・せきねFP事務所
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08-05 (Tue) 11:21
嫌われる勇気
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「嫌われる勇気」を読みました。
衝撃的なタイトルですが、「嫌われること」を推奨する本ではありません。
哲学者と青年の対話形式の文章を通じて、
「アドラー心理学」について解説しています。
人間関係に悩んでいる人や
自分の置かれた環境を嘆いている人が、
この本を読んだ場合、ショックを受けるかもしれません。
ある意味、劇薬とも言える内容。
例えば、引きこもりの人は「不安だから外に出られない」と言う。
このような考え方を「原因論」と言います。
これを「目的論」の立場に立つアドラー心理学的に言い直すと
「外に出たくないから不安という感情を作り出している」となる。
われわれは「原因論」の住民でいる限り、
一歩も前に進めないと説いています。
特に印象深いのが「課題の分離」という考え方。
およそ対人関係のトラブルは
「課題の分離」が出来ていないために起こるそう。
子どもが勉強するかしないかは「子どもの課題」であり、
他人が自分をどう評価するさえも「他人の課題」(!)。
「自分の課題」に他人が土足で踏み込んでくるときには
そうさせないようにしなければなりません。
実践するのは難しい面もありますが、
「自分の課題」と「他人の課題」を
割り切ることで気持ちが楽になることもありそうです。
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