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07-01 (Sun) 11:28
蜩ノ記
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葉室麟さんの「蜩ノ記」(ひぐらしのき)を読みました。

私にとって映画は完全に「娯楽」なのですが、
読書は圧倒的に「自己啓発」「学習」。

そのため、どうしても仕事関係やビジネス本が多くなる傾向です。

しかし、この本は「舟を編む」に続き、
純粋に「娯楽の読書」を楽しみました。

傑作と言わせてください。

10年後の切腹と家
譜編纂を命じられた武士の生き様を描く時代小説。

時代物の文体ですが、風
景や心の揺らぎなどの表現の完成度が高く、
映像が鮮明に頭に思い浮かびます。

命を区切られたとき、人はどう生きるのでしょう?
また、妻や子・周囲は、
どのようにその日に向かっていくのでしょうか?

自分が死ぬことでの影響を知る村の少年や、
あくまで清く信念を貫き生きる主人公、
「父の死」に未来を決意する息子の姿
・・・涙なしには読むことができません。

おそらく映画になるでしょうね。

私はそれを見てまた号泣することでしょう。








































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