社会保険労務士法人せきね事務所・せきねFP事務所
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11-30 (Tue) 21:41
祖母の死
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実家の祖母が亡くなりました。94歳でした。
子どもだった頃の私たちにとって、
バアの存在はとても大きかった。
両親はとても忙しく、学校から帰ってくるとまず
「バア〜!!」
と大声で祖母の姿を探した。
バアはいつも優しく、
サツマイモやとうもろこしを蒸かしたり、
味噌おにぎりやちまきを作ったり、
子どもたちの小腹を満たしてくれた。
私はバアにとって初孫で、
すぐ下の妹と年が近かったこともあり、
まるで母のように面倒を見てもらい
いつもそばにいて可愛がってもらった記憶がある。
小学生になった頃
先生が「皆さんは誰から生まれましたか?」と聞き、
みんなが声を揃えて「お母さ〜ん」と答えた。
その後、私は家に帰ってこう言った。
「みんなはお母さんから生まれたんだって。
オラはバアから生まれたんだろ?」
・・・子ども心にそう誤解するくらい、可愛がられていた。
その祖母も数年前に庭で転び、
大腿骨骨折したのをきっかけに寝たきりとなっていた。
実家で介護していた母とすぐ下の妹から
「バアの様子がおかしいから、来て」
と言われ、駆けつけた。
苦しそうな息をしていて、
医者も「長くない」と言ったとそう。
夕方になり食事のしたくのため一旦家に帰ったが、
電話鳴るたびに「バアがもしかして?」とドキドキした。
こんな気持ちでいるくらいなら・・・と思い、
夜になって再び実家に行った。
千葉から弟も来ていて
夜通しみんなでバアの様子を見ていた。
朝方3時頃、苦しそうに口で息をしていたバアが、
「疲れたから、もう寝よう」といった感じで口を閉じた。
そして、みんなに見守られながら
眠るように逝った。
バア、本当にありがとう。
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