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04-02 (Sat) 05:26
老いの才覚
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曽根綾子さんの「老いの才覚」を読みました。
オビによると70万部も売れている本なのですが、
曽根さんは、現代に生きる高齢者に対して
ハラハラするほど辛口です。
昔の老人には「老いる才覚」があったが、
今の高齢者は「○○してもらって当たり前」
と思っている。
「○○してくれない」などの要求や愚痴ばかりが目立つが、
高齢であることは資格でも功績でもない・・・と、
自らも後期高齢者の筆者は忌憚ない意見を展開します。
自分の将来の高齢者像を考えさせられました。
しかし、間違っても、
若い世代が周囲の高齢の方に、「この本を読むといい」などと
薦めてはいけません。
「文句があるなら直接言え!」とケンカになってしまうでしょう。
印象に残ったのが、
老人には大きく分けて2つの生き方があるそう。
得られなかったことや失ったモノを数えて落ち込む生き方と、
幸いにももらったものを大切に数え上げていく生き方。
さまざまな物を失う晩年こそ、得ているもので幸福を作り出す才覚が必要なのだそうです。
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