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生命保険の不払いを防ぐには?

2010年09月20日 (月) 22:04
生命保険会社の多額の保険金不払いが見つかったのが2007年でしたが、
先日も某大手国内生保で内部告発がらみの
新たな不払い発覚報道がありました。
 
ところで、「保険金不払い」って何でしょう?
 
例えば、保険加入時、
「女性特有の病気や成人病には厚く備えましょう」とか
「手術や通院をした場合にも給付金を受け取れます」
などと色んな特約(おまけ)を勧められますよね。
 
そう言って勧められると「あったほうがいいかも・・」と思い、
それらのタダではないおまけも
よく理解しないまま次々に契約してしまいます。
 
そして、その分の保険料も忠実に払い続けるわけですが、
「いざ、入院して」請求したところ、
「入院給付金は支払ったが、
手術給付金や通院給付金を払い忘れた」
「女性疾病だったのに、割り増しせずに支払ってしまった」など
特約部分の給付金を支払い忘れるというのが、
よくある「保険金不払い」の例です。
 
保険会社のうっかりミスが原因といわれていますが、
保険が目に見える商品だとすると
「お金を払ったのに、全部納品しない」
という悪徳業者も真っ青の手口ですよね。
 
では、不払いを防ぐために
私たち契約者ができることは何でしょうか?
 
それは、「契約内容をキチンと理解すること」
もっと言えば
「自分がわからない契約はしないこと」です。
 
勧めたセールスさんは請求のときは、退職しているかもしれません。
退職していなくても、
あなたと一緒に病院に行ったり、治療方針を一緒に聞くことはまずないでしょう。
そもそも数多くの顧客の契約内容を詳細に記憶しておくなんて不可能です。
 
つまり、
「人に勧められたから、お任せした」ではなく、
おおまかにでも「○○というケースで給付される保険(特約)」と
自分でわかっていなければ、また不払いを増やします。
 
そもそも「内容を理解していない保険」は
それ自体が無駄と言ってもいいかもしれません。
 
なぜなら、「保険会社の不払い」どころか、
契約内容を理解していないため
(あるいは保険に入っていること自体忘れていて)
請求さえしていないケースも相当あると思われるからです。
 
必要な安心を無駄なく準備するには、
人任せにしないことが最大のコツといえそうです。

 

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ありがとうございます。参考になれば幸いです。
by 関根 | 2010年10月12日 (火) 13:50
とても魅力的な記事でした。 また遊びにきます。 ありがとうございます。
by 生命保険の選び方 | 2010年10月08日 (金) 13:15

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